048-833-4621 事前にご連絡頂ければ時間外も対応いたします。
お気軽にお問合せください。
受付時間
9:00~18:00

滞納管理費の訴訟提起をしても応じない区分所有者への対処法

  1. 弁護士 河原﨑 友太(浦和法律事務所) >
  2. 管理組合に関する記事一覧 >
  3. 滞納管理費の訴訟提起をしても応じない区分所有者への対処法

滞納管理費の訴訟提起をしても応じない区分所有者への対処法

マンションの区分所有者は、管理組合に対して管理費の支払いを行う必要があります。
そして、ここでは権利義務関係が発生しているため、組合(厳密にいえば代表理事)に対して、区分所有者は管理費の支払い債務を負っています。
これを滞納することは法的には債務不履行であり、契約違反となります。

滞納管理費について、すぐに法的措置を採ることは少なく、まずは穏当な手段である催告や任意の交渉を行います。
それでも支払いをしない区分所有者に対しては訴訟の提起を考える必要があり、訴訟に移行すると、権利関係が確定し、強制執行が可能となります。

このページでは、滞納管理費の訴訟提起をしても応じない区分所有者への対処法についてご紹介します。

訴訟提起をしても応じない区分所有者への対処法

ここでは、訴訟を提起して、権利関係が確定したのに任意に支払いをしない場合の対処法についてご紹介します。
訴訟においては、裁判所が権利を確定するものの、任意に支払いがない場合には、強制執行という手続きを行う必要があります(このような手間を省くためには、和解の期日などで、現実に現金を持ってきてもらったり、入金が確認されてから和解を行うという方法があります)。

金銭の支払いを目的とする債権の強制執行に際しては、債務者、すなわち区分所有者が有している財産を差し押さえて、換価するという流れとなります。

差押えの対象となるのは、区分所有者が滞納している管理費の額や、区分所有者が有している財産の種類にもよりますが、額がそれほど大きいものではないことが予想されるため、仮に区分所有者がほかに不動産を有していたとしても、預金債権などを差し押さえることが一般的です。

なお、区分所有者がどのような財産を有しているか不明な場合には、民事執行法上、債務者や、そのほかの第三者(登記所や金融機関、市区町村)に対して、財産の状況を開示することを求めることができます。
そのうえで、差し押さえを行うことになります。

手続としては、以下のような手順を踏むこととなります。

① 執行文の付与
債務名義である確定判決に対して行う執行文の付与は、確定判決を取得した裁判所の裁判所書記官が付与します。
② 強制執行の申立て
執行文の付与を受けた後、裁判所に対して強制執行の申立てを行います。
申立てに必要な書類の書式は裁判所のホームページに掲載されています。
③ 裁判所による差押え
裁判所によって、不動産、動産、あるいは債権の差押えが行われます。
④ 裁判所による換価
差押えを受けた財産を現金化して、債務に充足します。

もっとも、差押えを受けた時点で、任意に債務の支払いをしてくることもあります。
不要な時間や費用をかけないためにも、法的に強制執行の手続きに移ることを債務者に通知して、任意に支払いを求めることが考えられます。

管理組合に関してお困りの方は浦和法律事務所までご相談ください

以上のように、滞納管理費の支払いを行わない区分所有者に対して訴訟を提起してもなお支払いがない場合には、強制執行を行うことが考えられます。
強制執行の手続きに移ることを相手方に通知して任意に支払いを受けることがまずは肝要ですが、訴訟になっても支払いをしない相手は任意に支払いをしないケースもあるでしょう。
それでも、法律の専門家である弁護士が手続きに関与し、書面を作成することで、相手の態度が軟化して、支払いを促すことが期待できます。

弁護士 河原﨑 友太(浦和法律事務所)では、管理費・修繕積立金滞納問題に関するご相談を承っております。
管理費を滞納している住民がいて困っている管理組合の方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご相談ください。

弁護士 河原﨑 友太(浦和法律事務所)が提供する基礎知識

  • マンション管理組合でトラブルが起きたらどこに相談すべき?

    マンション管理組合でト...

    マンション管理組合では、管理費の滞納や騒音、管理運営を巡る対立などのトラブルが発生することも少なくあ...

  • テナント退去時のトラブル対策

    テナント退去時のトラブル対策

    テナント契約を結び事業を行ったのち契約を解除してそこから退去をする場合、さまざまなトラブルの発生が予想...

  • 不動産売買取引における解除条件・停止条件・期限

    不動産売買取引における...

    不動産売買取引には、「条件」や「期限」がつく場合があります。条件の中には「停止条件」や「解除条件」とい...

  • 大規模修繕工事費用の一時負担に納得しない所有者への対応

    大規模修繕工事費用の一...

    マンションの大規模修繕工事で積立金が不足した際、一時金の徴収に対する反対意見は多くの管理組合が直面す...

  • 家賃滞納による明け渡し

    家賃滞納による明け渡し

    不動産を賃貸借する際に、問題となってくるのは「家賃滞納」です。不動産の賃貸借契約は不動産を使用収益させ...

  • 管理会社変更の手順~失敗しないためのポイントとは~

    管理会社変更の手順~失...

    管理会社は、管理組合から委託されることによって、物件の管理・メンテナンスや住民のクレーム対応などを行い...

  • 賃貸物件からの立ち退き交渉

    賃貸物件からの立ち退き交渉

    大きく分けて賃貸物件からの立ち退き交渉を行う要因は2つ存在します。 まず1つ目は「賃借人に何らかの問題...

  • 共有不動産の分割

    共有不動産の分割

    共有物分割とは、共有しているものを単独社の所有物とするために分割することです。例えば、一つの土地を二人...

  • 裁判による共有物分割の方法

    裁判による共有物分割の方法

    交渉による共有物の分割が決裂した場合は、裁判によって共有物分割を行うことができます。これを共有物分割請...

よく検索されるキーワード

ページトップへ