どこのマンションにもモンスタークレーマーと言われるような困った住民はいるものです。
不当な要求などが度重なり、管理組合や理事会に携わる人々の悩みの種になることもあるでしょう。
そこで、今回はそのようなモンスタークレーマーの対処法を紹介します。
お困りの方は参考にしてください。
マンションにおけるモンスタークレーマーで困ること
マンションに必ずと言っていいほどに存在するモンスタークレーマーで困ることをあげてみます。
大量の意見書を出す
マンション内で住民に意見を求めると、大量の意見書を出してくるのが、モンスタークレーマーと言われる人たちです。
前向きな意見ならば良いのですが、たいていは身勝手な意見と考えられます。
たとえば、以下のような意見が考えられます。
- マンションの大規模工事のために作業員が入室するのを嫌がる
- 他の住民が賛成している管理費の値上げに反対する
- 他の住民や近所の悪口など、マンション管理に関係のないこと
意見書への回答を求める
モンスタークレーマーは、管理組合や理事会に意見書への回答を求めることが多いものです。
しかし、たいていは答えられないような意見なので、回答を求められても困ってしまいます。
困ったことに、中には執拗に回答を求めるケースも少なくありません。
モンスタークレーマーへの対処法
ここでは、モンスタークレーマーへの対処法を紹介します。
意見を聞くのみにする
モンスタークレーマーの意見は聞くのみにして、回答を避けることが得策です。
なぜならば、管理組合や理事会には下記の定義があるからです。
「意見書の回答を求められた場合、どの程度回答するかは理事会で決められる」
つまり、モンスタークレーマーの意見は、管理組合や理事会でどの程度回答するか決められます。
したがって、管理組合や理事会で「対応不可能な意見は聞くのみ」と決めれば良いのです。
困った時は弁護士に相談
上記のように管理組合や理事会で、モンスタークレーマーへの対応を決めても、埒が明かない場合も考えられます。
何を言っても「回答しないのはおかしい。」と言いがかりを付けるケースがあるからです。
そのようなケースの場合は、弁護士に相談してください。
モンスタークレーマーには、弁護士に相談すると言っても良いでしょう。
必要があれば、弁護士から該当する住民にこれ以上、管理組合や理事会に回答を求めないようにと通知することも可能です。
まとめ
マンションの住民の中には、対処不可能と考えられるモンスタークレーマーが存在する場合があります。
管理組合や理事会の方々で何とかしようとして、関係がぎくしゃくしてしまうと、今後の生活に支障が出てしまいます。
困った時は弁護士に対応を任せましょう。